話が薄っぺらに感じる理由はなんだろう
たまに、人と話をしていると、なんか聞いたことがある話だなと思うことがある。
ちょっとでもそう思ってしまうと、その先の話が頭に入ってこない。
偉い人が言ったこととか、世間一般に言われていることはたしかにその通りだと思う。
ただ、それを当たり前のように話をされると本当か?本当にあなたはそう思っているのか?
と思ってしまう。
これは自分にも大いにあてはまるので、気をつけたい。
たとえばセミナーや書籍で情報を得たとする。
それを、まずはそのまま話をしてみる。
すると、たいていすべる。
自分でしゃべりながら恥ずかしくなってくる。
なんかふわっとして、自分の中に落ちてない感じがする。
これは情報をうわべだけ知っている状態だから。
自分でその情報について考え、体験して腹落ちしていないからだ。
でも、これはいいことだと思う。
話をするとそこに何が足りないかがわかるから。
しゃべってみて初めて、いま言ったこと本当にそうか?と。
その前提は正しいのか?と自分で気づく。
特に話をする相手として良いのは、うなずかない人、話を聴いていない人。
こういう人には、かなり話に自信がないと、しゃべれない。
しどろもどろになりながら、話していると足りないことが見えてくる。
本当にそうかと、自分で深く考えてみる。
当事者に話を聞いてみたり、現地に行ってみる。その状況に自分を置いてみる。
そして、めんどくさい作業になるが、他人が読むことを前提にして文章にしてみる。
たぶん、大学の先生は試行錯誤を突き詰めて、自分の知識を論文という形に整理するから、
その分野の権威になっていくのだろう。
さて、自分もしどろもどろになりながら、とりあえず書くことを続けよう…
と宣言してみる。
継続する力を誰かください(笑)